【ネタバレ有り】スパイダーマン スパイダーバース【並行世界のスパイダーヒーローたち】
こんにちは
今回はアメリカが誇るビックコンテンツの一つ、スパイダーマンの代表作
『スパイダーマン スパイダーバース』をネタバレ込み込みでレビューしていきます。
コロナでの自宅待機で暇な中、天下のアマプラ様でいろいろと溜まっていた映画を消化していたのですがこの作品は未配信のためわざわざゲオに行ってレンタルしてきました。
やっぱり結構混んでるねゲオ…
今作の紹介に入る前に「そもそもあまりアメコミ物には詳しくない…」という方向けに少し説明をしていきます。
ただ私自身も結構なにわかのため間違っている点があればガチ勢の方、補足お願いします。
アメコミ作品は今回レビューする「スパイダーマン」以外にも有名なところでいえば「スーパーマン」「アイアンマン」「ハルク」など様々なヒーローが存在する超巨大なジャンルです。
ただ「スーパーマン」という一つの作品をとっても、作品を作った著者だけではなく様々な人が自分なりの能力、設定を加えていっているため一口に「スパイダーマン」という作品をとってもたくさんのスパイダーマンが存在します。
今回レビューする「スパイダーマン スパイダーバース」はその並行世界に存在する複数のスパイダーマンたちの戦いの物語です。
それでは今回もあらすじからどうぞ
ブルックリンに住む高校生のマイルス・モラレスは、叔父のアーロンと高架下でグラフィティをしている時、突然変異したクモに噛まれ、特殊な能力を得る。マイルスは駅の地下道でウィルソン・フィスク(キングピン)とグリーン・ゴブリンたちが加速器を使って、異次元との扉を開く実験をしているところに居合わせる。スパイダーマン(ピーター・パーカー)が現れ、実験を阻止しようとするが、加速器が誤作動し重症を負う。ピーターはマイルスに小型のメモリースティックを託した後、キングピンによって殺害されてしまう… [Wikipediaより引用]
今回は具体的なネタバレは避けてレビューしていこうと思います。
※それでも若干ストーリーに触れる部分はあるため一応ネタバレ注意!
まずこの映画の良かった点!
・凡庸で王道なストーリー、それを表現する唯一無二の映像効果の合致具合
この作品の予告を少しでも見たことある人はこの映像効果の異質さが少なからず気に留まったのではないでしょうか?
実際本編を通してみると、その映像効果が楽曲、ストーリーがすべてに現代のアニメーション作品としていかに合致しているのかわかると思います…!
これに関してはとりあえず予告編見て確認してもらったほうが早いですね!
・ファン垂涎のマーベル&スパイダーマン小ネタ
細かい名言は避けますがスパイダーマン作品を見たことがあれば「あるあるー!」となあるシーンがいくつか見られます!
叔父さんが死んじゃったり能力授かったらビルの間を飛び越えようとしたり…
・今回もやっぱり出てきたスタン・リー ※絶対出てくると思った
やっぱり出てきたアメコミおじさん!
スパイダーマングッズを販売しているお店の店主の役で出てきましたね。
もう僕はこのおじさんがどこで出るかウキウキしながら見てました。
・ペニーパーカー可愛い
ペニーパーカー可愛い。
日系のアメリカ人ってところもターゲット絞ってきてる気がする…ナードに。
というか完全にほかのスパイダーマンたちと比べると画風が違うし。
あ、あともう一人…一匹違う毛色の違うスパイダーマンもいますけどね。
続いて残念だった点…
後半の3人のスパイダーマンたちの出番が若干少ない
今回のスパイダーマン軍団に後半から加入する3人のメンバー
親友のロボットを操って戦う日系アメリカ人の少女、ペニーパーカー
1930年代からやってきたなぜかモノトーンでいつも風に吹かれているノワール
そして、放射能を浴びた「豚」に噛まれて能力を得た「蜘蛛」スパイダーハム。
一人ひとり掘り下げていってもかなりいろんなストーリーが生まれそうな彼らですが残念ながら尺の問題なのか、彼らの登場シーンが結構少なく感じる…。
すべてのキャラクターに味があるのでそれらすべてを鑑賞できたらと思えてやみません。
さらに今作のメインヒロイン枠のグウェンとマイルスの絡みが結構希薄。
さっきも述べましたが尺を考えたらしょうがないけど、もう少し接触してほしかったですね…。
最終的にはマイルスとグウェンの間の関係は「友情」という形で決着しましたね。
主人公の覚醒が結構いきなり
主人公のマイルスも例にもれず蜘蛛に噛まれてスーパーパワーを授かるわけですが、終盤ボス戦の直前まではそれを使いこなせる様子すらありませんでした。いや、兆しは少し描かれていましたが…少し物足りなく感じたかな。
それ以外で述べると、ボスとの戦いが終わって日常が戻ってから主人公
マイルスが「誰にでもマスクは被れる」「誰でもなりたい何かになれる」的な作品のまとめというか教訓をつらつらと語っていましたが正直あまりそこは入ってこなかったというか…まぁ正直そこはあまり重要なところじゃないしね!
総評
85点!
ワクワクさせる王道のストーリー!キャラクターは味方だけではなく敵もいい味を出していてすごく楽しめた!僕のお気に入りはドクターオクトパス(♀)
そしてなんといってもきらびやかに彩られたNYを駆けるスパイダーマンたちの映像美!
この色彩感は唯一無二だと思います。
それらの素晴らしい部分がたくさんあるのでそれらをもう少し調理してもっとたくさん表現してほしかった…。主人公たちの小ネタとか。
何度も言いましたがやはり時間が短いですね。大衆向けなのでしょうがないけどもっとマニア向けだと開き直って3時間ぐらいの尺でめちゃめちゃきわどいネタをガンガン入れてほしかった。
実写のスパイダーマンシリーズ(どれでもいい)を見たことがあって少しでも面白いと
感じたことがあればぜひこの作品を見てもらいたいです!
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久々に映画レビュー書きましたわ。
めっちゃ時間かかった…。少しレビューのスタイル変えてみました。このほうが書きやすいかな?
次回はこの前、金曜ロードショーで観た「思い出のマーニー」をレビューしていきたいと思います。
それでは!